その街のニュースとリンク(081107,シンポジウム/レクチャー特集)

クリエイティブシティに関するシンポジウムが開催.岡部友彦,池田修などが参加します:
11月7日(金)・8日(土)に,「横浜クリエイティブシティ・シンポジウム2008―創造都市のこれまでとこれから―」が,関内新井ホールで開催されます(要申込み).イベントは複数のシンポジウムから構成されていますが,二日目の「アーティスト、クリエーターの集積と定着」と題する分科会に,BankART1929代表の池田修や,岡部友彦,黄金町バザールディレクターの山野真悟が登場するようです(以下がテーマと参加者).

  • セッション1|9:30‐12:00|アーティスト、クリエーターの自立できる都市を目指して|池田 修(BankART1929 代表),伊藤有壱(I.TOON Ltd.代表),熊倉純子(東京芸術大学准教授),小山登美夫(小山登美夫ギャラリー代表取締役),吉本光宏(ニッセイ基礎研究所芸術文化プロジェクト室長)
  • セッション2|13:00‐15:30|旧市街地の活性化と地域コミュニティ|岡部友彦(コトラボ合同会社代表),服部篤子(CAC 社会起業家研究ネットワーク代表),山野真悟(黄金町バザールディレクター),ポーリン・ボーモント(カルチャー・ノースイーストチーフエグゼクティブ),櫻井 淳(櫻井淳計画工房代表)

他のシンポジウムについてなど,詳細は項目冒頭のリンク先で.

オルタナティブスペースの運営者が集まる「集まれ!アーティストイニシアティブ」:
前項と連動した企画として同じ11/7-8(修正:11/8-9でした.すいません)に,BankART Miniで開かれるのが「国内外のオルタナティブスペースを運営する約30チームを招いての活動の紹介展示と3日間に及ぶ「経済」と「システム」に焦点をあてたミーティング」.オルタナティブスペースというのは,一般の美術館や商業的なギャラリーとは異なった性質を持つアート関連のスペース(活動のための場所),という感じでしょうか.参加するのは,「柏の葉アーバンデザインセンター〈千葉〉+TRAVELERS PROJECT〈福岡〉+Nマーク〈名古屋〉+RAC〈群馬〉+CAP HOUSE〈神戸〉+BEPPU PROJECT〈大分〉+横浜の創造界隈施設〈急な坂スタジオ他〉等」.基本的には,一般的なレクチャーやプレゼンテーションのようなものではなく,関係者たちのミーティングが公開の形で行われるというものだと思うのです,こういう活動に興味ある人にとっては,色んな地域から集まった現場の人の声が聞けるいい機会かもしれません.詳細はこちら(PDF).

Y-GSAで市民公開講座「横浜建築都市学」2008が開催されます:
Y-GSA(横浜国立大学大学院/建築都市スクール)が,都市や建築をテーマにした公開講座を二回開催します.一回は,建築史家で都市文化についての著作も多い(+大阪府知事戦にも立候補した)橋爪紳也を迎えた「都市の行動学—集客都市〜都市の文化とその未来」と題するレクチャー(11月14日[金] 18:00~20:30).もう一回は,哲学者で建築・都市関係の著作として『京都の平熱―哲学者の都市案内』もある鷲田清一によるレクチャー「空間の力」(12月12日[金] 18:00~20:30)となっている.いずれも会場は横浜市開港記念会館 講堂で申込み不要(先着順).詳しくはこちら

この市民公開講座のシリーズは昨年度も開催されたもの.その記録は『建築の新しさ、都市の未来』(彰国社, 2008)として出版されている.また,各回のレポートはこちらにアーカイブされており読むことができる(が,学生によるものなのか,課題で書かされたレポート風ではある).昨年度の公開講座は,一年を通して全十数回が開催されたが,今年度は年末になって二回の講座の開催が告知されたかたちになっている.

芸大馬車道校舎で公開連続レクチャー.川俣正,畠山直哉などが登場:
もう一本,横浜で開催される公開レクチャーの話題.東京芸術大学大学院映像研究科が開催する「メディア・プラクティス〜経験と物語」をテーマとする連続レクチャーです.日時と講師は以下の通り.
  • 11月7日(金)  川俣 正
  • 12月5日(金)  畠山 直哉
  • 12月8日(月)  高嶺 格
  • 12月12日(金) 田中 功起

いずれも,会場は芸大の馬車道校舎で,時間は18:00-20:00.先着順・入場無料.「開放的な馬車道校舎1階ホールをカフェのように設え,横浜市民が立ち寄ることのできるような開放的な雰囲気でハードコアなテーマについてレクチャーとディスカッションを行います」とのことです.詳細はこちら(PDF).


[ posted by jun ]